LNGニーズ加速によって勢いづく銘柄は?

LNGの需要が世界的な高まりを見せることで、どのような銘柄が恩恵を受けるのだろうか。

LNGを取り扱うためには大規模な専用設備が必要となる。そのため、日揮ホールディングスや千代田化工建設といった、LNGプラントで世界でも有数のプラント・エンジニアリング企業は、LNG関連銘柄の代表格といえる。

三菱商事や三井物産など、北米やインドネシア、カタールなどの国々で大規模なLNG開発プロジェクトを進める大手商社も、LNG関連銘柄として強い存在感を示している。LNG需要が拡大することで成長が期待されるだろう。

また、-162℃まで冷却しなければならないLNGの輸送には、クライオジェニックポンプ(極低温ポンプ)が欠かすことができない存在だ。クライオジェニックポンプの市場規模は、2027年には15億ドルにも達すると予測されており、製造を行う荏原製作所などのメーカーも恩恵を受けると予測される。

このように、LNGに関連する部品などを製造するメーカーの銘柄にも広く目を向けておこう。