2022年8月、みずほ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「キャピタル世界株式ファンド」の概要
みずほ銀行の7月ランキング1位は、「キャピタル世界株式ファンド」だった。同ファンドは世界各国の株式に投資するアクティブファンドで、7月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.テスラ (米国) 6.1%
2.マイクロソフト(米国) 4.2%
3.アルファベット(米国) 2.8%
4.台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(台湾) 2.5%
5.ASMLホールディングス(オランダ) 1.9%
7月は3.7%のプラスリターンとなり、8月末の基準価額も20,786円と7月末の20,748円から上昇した。2022年の株式市場は冴えない展開が続いているものの、同ファンドの5年騰落率は82.0%、10年騰落率は297.7%となっている。短期的なリターンで一喜一憂するのではなく、長期での運用を心がけるようにしたい。
■キャピタル世界株式ファンド
基準価額 20,748円
信託報酬 1.701%(年率・税込)
純資産残高 3,001.7億円
<騰落率>
1カ月 3.7%
3カ月 0.3%
6カ月 0.7%
1年 -1.7%
※7月末時点
全体を見て:外国株式型ファンドが人気
みずほ銀行では、8月も外国株式型ファンドの人気が高かった。ランキング2位の「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」は、世界の金融商品取引所に上場している銘柄の中から、個別企業の競争優位性、成長力の評価に基づき選定した質の高いと考えられる企業(ハイクオリティ成長企業)に投資するアクティブファンドである。2022年の成長株は売りが優勢になり、同ファンドの7月末時点における6カ月騰落率は-13.32%、1年騰落率は-25.02%と大きなマイナスとなっている。そして、みずほ銀行ではランキング上位に入っているものの、8月は同ファンドから26.05億円の資金が流出した。9月以降、同ファンドからの資金流出が止まるかどうかに注目だ。
■グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)
基準価額 22,798円
信託報酬 1.87%(年率・税込)
純資産残高 5,016.13億円
<騰落率>
1カ月 5.94%
3カ月 -0.81%
6カ月 -13.32%
1年 -25.02%
※7月末時点