7月の資金流入額1位は「あおぞら・新グローバル分散ファンド(限定追加型)2022-07」(106.09億円)

複合資産型の7月資金流入額1位は「あおぞら・新グローバル分散ファンド(限定追加型)2022-07」だった。同ファンドは7月に新規設定されたファンドで、日本および世界の株式、債券に幅広く分散投資し、株式の比率を段階的に引き上げることで買付時期の分散を図る。ただ、基準価額が11,500円を超えたら株式の比率を下げ、安定的な債券運用に切り替えるという特徴がある。安定的な収益が期待できるファンドだが、信託期間が2026年11月10日までという点には注意が必要だ。

■あおぞら・新グローバル分散ファンド(限定追加型)2022-07
基準価額 9,923円
信託報酬 1.335%(年率・税込) 
純資産残高 155.96億円

※8月18日時点

7月のリターン1位は「米国ABC戦略ファンド(5倍コース)」(26.14%)

複合資産型の7月リターン1位は「米国ABC戦略ファンド(5倍コース)」だった。同ファンドは、連動債券(ジェー・ピー・モルガン・チェース・バンク・エヌ・エイ/円建て担保付連動債券)への投資を通じ、米国の株式やリート(不動産投資信託)、債券、金(ゴールド)に投資するバランスファンドである。幅広い資産に分散投資しているが、5倍のレバレッジを掛けているので、ハイリスク・ハイリターンとなっている。7月は+26.1%と高いリターンになったものの、7月末時点における1年間のリターンは-53.7%と大きく下がっている。基準価額の変動が大きいので、リスクを考えて購入すべきだろう。

■米国ABC戦略ファンド(5倍コース) 
基準価額 6,630円
信託報酬等 1.7375%(年率・税込)
純資産残高 2.23億円

<騰落率>
1カ月  26.1%
3カ月 -20.5%
6カ月 -43.4%
1年    -53.7%

※7月末時点