パターン1:工事に関する悪質商法

災害後、工事に関して以下のような悪質商法が行われるケースが多々あります。

・訪問販売の工事業者が認知症の人を勧誘し、不要な屋根修理契約をさせる。

・台風で屋根瓦がずれたため見積もりを依頼しようとして業者を呼んだところ、ビニールシートを被せられて高額な作業料金を提示される。

・毎日3~4回も訪問され続けて根負けし、最終的に屋根のふき替え工事契約をさせられる。

・屋根の無料点検後、「このままでは雨漏りする」と言われて高額な修理契約をさせられる。

・豪雨後に雨漏りがしたので修理してもらったら、雨漏りがひどくなった。

・雪下ろし作業をお願いすると、当初の説明より高額な金額を請求された。

パターン2:「保険金」を口実にした悪質商法

「保険を使って無料で工事に対応できます」と勧誘するパターンです。

・「保険で雨どいを修理できる」と勧誘されて契約した。不安になったのでやっぱり断ろうと思ったが業者と連絡が取れない。

・3年前に災害に巻き込まれて保険金を請求しなかったところ、「被災地調査員」を名乗る人がやって来た。「保険の請求期限が迫っているので保険金請求しましょう」と言われ、契約したが怪しいので解約したい。

・台風の後、業者が家に訪ねて来て「保険を使って無料で雨どいや外壁を修理できる。経年劣化分も保険で対応できる」と勧誘された。しかし業者とは連絡を取れなくなり、工務店から高額な請求をされた。

・天災で屋根や外壁が壊れると突然業者がやって来て、「保険請求手続きや住宅修理に対応できる」と誘ってきた。実際には保険は下りずに高額な請求をされた。