預金や株、投資信託に保険…持っている全資産の棚卸し
資産寿命を延ばすために、今すぐ取り組むべきことは持っている資産の棚卸しです。まずは預金通帳をすべて引き出しから出して、残高を確認していきましょう。子供さんの学校の都合で作った預金口座とか残っていませんか? もう使わないのであれば、お金を全額引き出して解約してしまいましょう。
10年以上入出金がない口座は、休眠口座と呼ばれそこにある預金は休眠預金といいます。この預金は、各金融機関から預金保険機構に資金が移され、「休眠預金活用法」により民間公益活動のために活用されます。とはいえ、休眠口座であったとしても本人の申し出があれば預金の引き出しは可能なので、気がついたら即実行したいものです。
預金口座の整理が終わったら今度は残高を書き出していきます。○○銀行の普通預金にいくら、××銀行の普通預金にいくらというように金額を一覧にし、さらに金利も書いておきます。
証券会社に口座がある方も同様に現時点での資産の状況を一覧にしましょう。株や投資信託も、取得時と現時点で価値がどうなっているのかも確認します。もし、大きく値段が割り込んでいたらこれを期に見直しをするのも良いかもしれません。
借り入れがある場合も書き出します。あと残高はどのくらい、いつまで返す、金利はいくら? といった具合です。住宅ローン、自動車ローンなど、借り換えをすべきなのか、繰り上げ返済はどうかなども一度考えてみましょう。
万が一の保障も一覧化しておきましょう。オイカツ世代なら、保険料の支払い期間が60歳までという方もいるかもしれませんが、保障はいつまで継続するのかそれぞれの保険証券をチェックしていきましょう。場合によっては、保障期間を見直ししたり、不要な保障をやめたり、逆に必要な保障を追加したりという作業も行います。