日本は部品メーカーも世界級!

日本は自動車部品メーカーも世界トップクラスです。自動車産業専門の調査会社FOURIN(フォーイン)によると、世界の自動車部品メーカーの売上高ランキング上位に「デンソー」と「アイシン」が並びました。

【世界の自動車部品メーカー売上高ランキング(2020年)】
1.ボッシュ(ドイツ)
2.デンソー(日本)
3.ZF(ドイツ)
4.コンチネンタル(ドイツ)
5.現代モービル(韓国)
6.アイシン(日本)

出所:FOURIN(フォーイン)

両社はともにトヨタグループに属する自動車部品メーカーで、2022年3月期の売上高はどちらも前期比で増収を果たしました。しかし、自動車の生産は世界的な半導体不足の影響を受け依然として不透明な状況が続いています。

もっとも悪い材料ばかりではありません。両社が前提とする想定為替レートはデンソーが1ドル=125円、アイシンが105円で、足元ではこの水準を上回っています。この為替水準が続くなら好業績が期待できるかもしれません。

【デンソーおよびアイシンの業績】

 

執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)

証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。