売り上げ8000億円を目指す中期経営計画の中身

雪印グループはさらなる飛躍に向け2017年に中期経営計画「グループ長期ビジョン2026」を策定しました。現在はその第3ステージに位置しています。

【雪印メグミルクグループ長期ビジョン2026】

出所:雪印メグミルク 雪印メグミルクグループ「グループ長期ビジョン2026」「グループ中期経営計画2019」および「雪印メグミルクバリュー」の策定について

中期経営計画では具体的な数値目標も示されました。2026年度(2027年3月期)までに売上高は最大8000億円、営業利益は最大400億円を目指す内容です。

【雪印メグミルクグループ長期ビジョン2026の数値目標(一部)】

雪印メグミルク 2020年3月期決算説明「グループ中期経営計画2022」(数値偏)

しかし株価は芳しくありません。雪印メグミルク株式は2017年から下落トレンドを形成し2022年は2000円前後で推移していましたが、最近では1700円台まで落ちています(2023年4月6日時点)。株価浮上の鍵は中期経営計画の成否が握っているかもしれません。

執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)

証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。