勧誘の手口はウェブが多い

従来「芸能人になれる」という勧誘は、路上などで行われるケースが多数でした。しかし今は勧誘方法が様変わりしており、多くの場合「ウェブ」を使って人集めをしています。

SNSやウェブ広告で「オーディションを開催します」「アイドル募集」などの宣伝文句を並べ、若者が自ら応募してくるのを待っているのです。

路上で勧誘されたら「怪しい」と思う方でも、ネット広告を見て自分から応募すると疑いを持ちにくいものです。そのままの流れで契約してしまう方が多いので、くれぐれも慎重に対応しましょう。

増える若者の詐欺被害

国民生活センターによると、消費者相談の中でも20歳未満、20代の割合が高く、約70%にもなっています。

特に2022年4月からは18歳と19歳の方が「成年」扱いとなり、1人で契約できるようになります。今後、18歳や19歳の若い方が詐欺や悪質商法のトラブルに巻き込まれる事例が増えていくのではないかと懸念されている状況です。