2022年5月、みずほ証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「キャピタル・インベストメント・カンパニー・オブ・アメリカ ICA」の概要
みずほ証券の5月ランキング1位は、「キャピタル・インベストメント・カンパニー・オブ・アメリカ ICA」だった。同ファンドは、主に米国の金融商品取引所に上場している企業の株式に投資するアクティブファンドで、5月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.マイクロソフト
2.アマゾン・ドット・コム
3.ブロードコム
4.メタ・プラットフォームズ
5.フィリップ モリス インターナショナル
4月は4.2%のマイナスリターンとなったが、5月末の基準価額は15,786円と4月末の15,771円とほぼ変わらずだった。ウクライナ情勢の緊迫化や米金利上昇によって米国株式市場は上値の重い展開が続いているが、6月以降も同ファンドがみずほ証券のランキング上位に入るかどうかに注目だ。
■キャピタル・インベストメント・カンパニー・オブ・アメリカ ICA
基準価額 15,771円
信託報酬 1.133%(年率・税込)
純資産残高 1,041.3億円
<騰落率>
1カ月 -4.2%
3カ月 4.9%
6カ月 2.4%
1年 15.5%
※4月末時点
全体を見て:海外株式型ファンドが人気
みずほ証券では海外株式型ファンドの人気が高く、5月も上位10ファンドすべてが海外株式型ファンドだった。ランキング2位の「ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド」は、世界の株式に投資するアクティブファンドで、運用はファンドスミス・インベストメント・サービシーズ・リミテッドが行う。同ファンドの5月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.マイクロソフト(米国)
2.ノボ・ノルディスク(デンマーク)
3.ロレアル(フランス)
4.アイデックスラボラトリーズ(米国)
5.フィリップ・モリス・インターナショナル(米国)
2021年12月に運用を開始したファンドで、設定来の騰落率は5.93%のマイナスリターンとなっている。各国の金利上昇やロシアのウクライナ侵攻によって、米国を中心に世界の株式市場は売りが優勢になっているからだ。ただ、純資産残高は2,000億円を超えていて投資家の関心は高い。6月以降もみずほ証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。
■ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド
基準価額 9,407円
信託報酬 1.8335%(年率・税込)
純資産残高 2,440.55億円
<騰落率>
1カ月 -3.9%
3カ月 2.08%
設定来 -5.93%
※4月末時点