里親詐欺のパターン

ペットの里親詐欺には以下のようなパターンがあります。

虐待目的

非常に多いのが虐待目的です。里親サイトなどを介して無料で犬や猫を引き取り、虐待して殺してしまいます。

転売目的

須賀さんのケースのように、血統書付きのペットの場合には「転売目的」で引き取りを希望するケースがよくあります。無料でペットを譲り受けてペットショップやブリーダーへ売りつける商売です。

代理人を使う

独身の業者はペットの飼い主の信用を得るために、夫婦に代理で里親になってもらうケースがあります。相手が夫婦だからといって信用するのは危険といえるでしょう。

動物実験

医療関係者が動物実験に使うために里親サイトを使う場合もあります。そのような人にペットを譲ると、痛ましい運命をたどることになるでしょう。

里親詐欺に引っかからないために

里親詐欺に引っかからないための対処方法をお伝えします。

信頼できるプラットフォームを利用

まずは信頼できるサイトやボランティア団体、猫カフェなどを利用すべきです。悪質なサイトや運営が適当なサイトを利用すると、トラブルの可能性が高まります。

誓約書、契約書を作成する

ペットを譲る際には、必ず譲渡条件を明らかにした誓約書や契約書を作成しましょう。譲渡後、定期的に状況報告してもらう条項を設けるとより安心です。

現地を確認する

譲渡前に必ず相手がペットを飼育する現地を確認しましょう。劣悪な状況であれば譲渡を控えるべきです。また、相手が「現地を見せたくない」という場合には何か問題がある可能性が高いでしょう。事前に現地確認を求めると、危険を避けやすくなります。

お試し飼育期間を設ける

1週間~10日程度、お試し飼育期間を設け、うまくいったら譲渡という手法を取るのがおすすめです。このように丁寧に対応すれば相手の飼い方が分かるので、より安心して譲渡できます。