イモトさんが登った「アイガー」ってどんな山?

『世界の果てまでイッテQ!』でも過酷な企画が「イッテQ登山部」です。イモトさんは2016年に同企画でスイスの山「アイガー」に挑戦し、見事に登頂を果たしました。

アイガーはアルプス山脈に属し、スイスの中央部からやや南寄りにその頂があります。標高は約3970メートルで、登頂の難しさから「死の壁」と呼ばれることもあるようです。特に難所とされる「北壁ルート」は2013年7月までに71人の登山家が命を落としました。

出所:swissinfo.ch(スイス公共放送協会〈SBC〉の国際部) 魅力溢れる「死の壁」、アイガー北壁

イモトさんはそれまでマッターホルン(4478メートル)やマッキンリー(※)(6190メートル)などの難所を踏破していますが、挑戦前の放送で「ヤベェ山」と吐露していました。それだけ危険なチャレンジだったみたいですね。

※マッキンリーは2015年、「デナリ」へ名称が変更されました

ちなみに、アイガーに初めて登った日本人は槇有恒 (まき・ゆうこう)氏です。1921年に東山稜(ミッテルレギ稜)ルートから登攀し、「世界のマキ」と呼ばれるようになりました。槇氏は登頂の3年後に1万フランを寄付し、同ルートに初めて山小屋が建設されます。当初は16床でしたが、2001年に改築され、2019年には42床まで増築されました。現在も多くの登山家に利用されています。なお、元の小屋は郷土資料館の屋外施設として、2001年の改築に合わせて移設されました。

出所:swissinfo.ch アイガー東山稜の初登攀から100年 なお鮮やかな槇有恒の軌跡