投資信託全体の騰落率1位は「SBI日本株3.8倍ベア」(15.92%)

 

投資信託全体の1ヶ月リターンでは、「SBI日本株3.8倍ベア」が首位となった。同ファンドは株価指数先物取引を積極的に活用し、日々の基準価額の値動きが国内の株式市場全体の値動きの概ね3.8倍程度逆になる投資成果を目指して運用を行うベア型ファンドである。11月の国内株式市場は上値の重い展開になった。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン株」の感染拡大や、米国の金融政策正常化前倒しに対する警戒感が高まったからだ。国内の代表的な株価指数である日経平均株価は11月に3.7%下落し、高レバレッジの国内株式ベア型ファンドである「SBI日本株3.8倍ベア」が上位にランクインしたのだ。ただ、同ファンドの1年間騰落率は-40.31%、2020年3月の設定来も-93.81%と大きく基準価額が下がっている。あくまでも短期的なリバウンド狙いで購入すべきファンドで、長期での保有には向いていないという点に注意が必要だ。