サステナブルファイナンス開示規則。欧州連合により2021年に適用された法的な規制。EUに拠点をもつ金融機関に対し、会社や金融商品について、サステナビリティが投資結果にどう影響を与えるのか、逆に投資がサステナビリティにどう影響を与えるのかについて、投資プロセスで配慮し、情報開示を義務づけるもの。SDGsやパリ協定の目標を達成するために欧州連合により2018年に採択されたアクションプランの1つ「機関投資家の開示義務の明確化」の具体的施策でもある。現状の法制度ではサステナビリティの論点が不明確で、金融業界でも統一されていないため、サステナビリティへの配慮や情報開示が不十分との問題意識が成立の背景にある。