相談者のプロフィールとお金データ

【中田一郎さん(仮名)プロフィール】

・年齢:60歳
・都道府県:愛知県
・家族構成:相談者・妻〈香織さん〉・長男30歳〈障がい者・太郎さん〉の3人で暮らす ※一緒には暮らしていないが、次男(次郎さん)もいる 
・職業:会社員

【寄せられたお悩み】
「障がい者(1級に該当)の息子がいます。息子が将来困らないように、息子の障がい年金を運用していきたいと思います。どうしたらいいでしょうか?
息子を残し先にいなくなるのは私でしょうから、その後は、①知的障がいのある長男の生活が困らないように、また、②将来は健常者の次男に、負担にならない程度に長男の面倒を見てもらいたい、と考えています」

【お悩みの論点】
①自分たちが亡き後、息子が困らない生活を送らせたい
②息子の障がい年金を運用していきたい
③息子のために何をしていいのか分からない

資産状況や月々の収入

世帯の金融資産額:6000万円
内訳
預金:6000万円

 <収入>
・世帯の毎月の手取り収入:80万円
・手取りの年収:約1000万円 

一郎さんはご自身の亡き後、①知的障がいのある長男・太郎さんの生活が困らないようにしたい、また、②なるべく負担にならない程度に、将来は健常者の次郎さんに太郎さんの面倒を見てもらいたい、と考えていらっしゃいますね。

そのためにも太郎さんの障害年金(1級に該当)を運用してできるだけ増やしておきたい、とも考えているのですね。

年の順番からして考えると、障がいのあるお子さんを残して先立たれる可能性が高いため、心配なのは当然でしょう。そんな一郎さんは、父親としてどんなことに注意をしていけばいいのでしょうか。詳しく見ていきましょう。