11月19日はピーター・ドラッカーの誕生日です。「マネジメント(経営・組織管理)の父」として、多くのビジネスマンが一度は耳にしたことがあるでしょう。
ドラッカーは本を通じ私たちに何を伝えたのか、彼の経歴とともにご紹介します。
マネジメントを初めて体系化
ドラッカーはマネジメントを初めて体系化した人物として知られています。それまで一部の才能ある人のみがうまくできたマネジメントを、ドラッカーは誰にでもできるよう分解・一般化したのです。
ドラッカーの主な功績は「ゼネラル・モーターズ(GM)」のコンサルタントに招かれてから始まりました。同社の調査を基に、1946年『企業とは何か』を出版。自動車大手の「フォード」やエジソンが設立した「ゼネラル・エレクトリック(GE)」が経営の見本とし、世界的な組織改革ブームが巻き起こります。
その後1954年に『現代の経営』、1969年に『断絶の時代』を立て続けに出版。そして1973年、ドラッカーの代表作『マネジメント─課題、責任、実践』の出版に至りました。
ドラッカー関連の書籍は日本で人気が高く、「ドラッカー日本公式サイト」を運営するダイヤモンド社のベストセラーTOP20に3冊もランクイン(2020年12月時点)。その3冊だけで販売部数は440万部超、定価で算出した売上は76億円を超えます。
【ダイヤモンド社の主なドラッカー関連書籍】