加入から給付まで安心してお任せいただける体制をつくる

――野村のiDeCoの特徴について、他運管との差別化ポイントを中心に教えてください。

一言でいえば「安心」です。iDeCoをご希望される方には、加入から給付まで長期間安心してご利用いただけるよう、サービスを充実させています。今年の4月には書類での申し込みに加え、オンラインでも申し込みいただけるようにしました。さらに5月からは、運営管理機関手数料を無料とし、より多くのお客様にご利用いただけるようにしています。

野村證券 確定拠出年金部長 鈴井 浩史氏
 

同時にSDGs関連の2商品含め5商品を追加し、パッシブファンドからアクティブファンドまで充実した商品ラインアップを揃えています。さらには、10月からは給付コールセンターをスタートしました。

野村のiDeCoの特徴

・書類申込に加え、Web申込も可能
・運営管理機関手数料を無料化
・パッシブからアクティブまで充実した商品ラインアップ(SDGs関連含む)
・給付コールセンターをスタート

――給付コールセンターではどういったことを相談できるのでしょうか?
「受給手続きの書類の書き方がわからない」「一時金と年金とどちらで受け取ればいいのだろう」といった確定拠出年金の給付手続きにかかる相談はもちろんのこと、「退職を迎え、自身の今後の毎年の収支バランスはどうなるのだろう」「自分の公的年金はどうなっているの」といった内容まで、給付時前後も安心して相談いただける専任チーム体制となっています。

野村のiDeCoのサービス体制に関しては評価機関であるHDI-Japanから、コールセンターが、問い合わせ窓口(電話)部門、Webサービス部門で5つ星を獲得しています(2020年度)。これは7年連続のことで、今年はクオリティ部門でも5つ星を獲得しました。年金制度のみならず運用情報の提供に関しても野村の強みであるマーケット情報を的確にお伝えし、顧客満足度を高めています。今後も野村のiDeCoをご利用のお客様、ご利用を検討されているお客様に、今まで以上の「安心」をお届けできますよう取り組んでまいります。

今年5月追加のESD、SDGs関連ファンドを含むラインアップ

――商品ラインアップ選定にあたっての考え方、今年5月に追加された商品を選定された理由を教えてください。また、実際良く選択されている商品について教えてください。

商品ラインアップ選定にあたっての考え方ですが、パッシブファンドにおいては、信託報酬の水準が低廉であることや、十分な残高を確保できていること、および運用会社の運用経験などを総合的に判断して選定しています。アクティブファンドにおいては、運用者の運用体制や運用プロセスなどに関して投信評価機関から高い評価を得ていること、および手数料の合理性などを総合的に判断して選定しています。

今年の5月に追加した商品に関しては、ターゲットイヤー型投信のコース追加(マイターゲット2065(確定拠出年金向け))と、日本株および外国株の運用において、同様の公販ファンドでのパフォーマンスが優れていたこと、資産残高が安定的であったことからスパークス・厳選投資ファンド(確定拠出年金向け)とティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンド(確定拠出年金向け)を選定。それに加え資産形成をしながら次世代のために持続可能な環境や社会の実現に貢献したいとのお客様のニーズに応えて、ESG・SDGs関連ファンドの2商品も追加しました。

お客様によく選ばれている商品は、バランス型投信でしょうか。マイターゲットシリーズのターゲットイヤー型、マイバランスDCのバランス型などは今まで投資になじみの薄かった層にも受け入れられているようですね。最近の傾向としては外国株のパフォーマンスが良かったこともあり、海外株を選択される加入者が増えています。

――野村證券には全国に支店があります。地域に根差した支店での取り組みがあれば教えてください。

 野村證券の全国の営業店では、様々な福利厚生制度を職場単位で導入いただくようご案内しています。その一つとしてiDeCo+(中小事業主掛金納付制度)を含めた職場単位でのiDeCo制度の導入があります。従業員の方への説明会を通じて、一人でも多くの方にiDeCoへ加入していただけるよう取り組んでいます。もちろん、職域以外での加入のご相談もお近くの営業店にて承っています。

さらに給付時には、全国の支店に配属されている「ゆとりたいあパートナー」および非対面相談窓口のネット&コール部リモートパートナーが、退職前後のご資産の相談を行っています。「ゆとりたいあ」とは、野村のリタイアメント・プランニングサービスのことです。ゆとりあるセカンドライフの実現に向けて、お客様のお話をお聞きして、一人ひとりのライフスタイル、ご家族やご資産の状況に合わせた適切な提案をさせていただきます。給付コールセンターへご連絡いただいた方で、さらに詳しいご相談を希望された場合には、お近くの支店のゆとりたいあパートナーおよびリモートパートナーを紹介させていただきます。

 

「加入したら終わり」ではなく、その後のライフデザインをお手伝い

――加入した方に向けてはどんなサポートが行われているのでしょうか? 具体的に教えてください。

昨年末より加入者向けに、以下のようなWebオープンセミナーを6回開催しています。

<加入者向けWebオープンセミナーのテーマ>

「年末年始特別セミナー:今知っておきたい3つのポイント!~法改正・マーケット動向・Web活用~」
「初めてでも大丈夫?積立さいこーっ!」
「HOP! 老後2000万円準備するには?~インターネットサービスを使いたおすゾ!~」
「運用初心者のみなさまへ 配分した?」
「STEP! みんなどんな運用をしているの?」
​「JUMP! 見直す?見直さない?そのポイントは?」

セミナーでは、加入されたばかりの方にもわかりやすく解説しています。こういったWebオープンセミナーは今後も定期的に開催してく予定です。これ以外にも、加入者サイトではライフデザインセミナーや様々な動画を掲載しています。さらに加入者サイトからリンクされている野村證券のHPに遷移していただければ、マーケット情報・商品情報も閲覧する事が出来ます。

10月からスタートの給付コールセンターにも、気軽にお問い合わせいただければと思います。iDeCoは加入したら安心ではなく、特に出口(給付)時および給付以降が大切ですよね。実際、そこを心配される方が多いのも事実です。野村のiDeCoでは、給付が近づいた50代の加入者の方々に対しても、年金知識・手続き・運用・ライフプラン等をサポートする仕組みをご用意しています。

――給付専用ダイヤルは、50代以上の加入者には非常に心強いですね。それ以外の層へも、セミナーやサポートなどが充実していて安心です。本日はありがとうございました。