<前編のあらすじ>

40歳の同僚・健太との再婚を決めたシングルマザーの真由美。しかし、健太の母・フミ代は息子の金銭的負担(老後資金や連れ子の教育費)を過剰に心配し、理不尽な誓約書へのサインを迫る。

健太の強い拒絶によりその場は収まったが、行動はさらにエスカレートしてしまう……。

●前編:「お願い、息子を解放して!」再婚直前のシンママに義母が突きつけた“あり得ない誓約書”の中身

マンションに押し掛け、大声をあげる義母

あの決裂から1カ月。無事に婚姻届を提出し、私と葵、健太の3人での新生活が始まった。だが、フミ代からの過干渉はおさまるどころかエスカレートしていた。

「40歳にもなって騙されるなんて」
「息子の退職金や老後資金をあてにするな」

メッセージアプリにはそうした連絡が連日届く。

そして息子の負担を恐れるフミ代の妄想は膨らみ続け、ついに私たちが暮らすマンションにまで押し掛けてきた。

「真由美さん! 健太が葵ちゃんの塾代を払ったって本当!? 息子の貯金を使い込ませる気!? 今すぐそのお金を私に返しなさい!」

葵を塾へ送って帰宅すると、玄関先で大声を上げるフミ代を見つけ思わず冷や汗が流れる。近所の目もあり急いでフミ代を部屋の中に招き入れながら、冷静にかつ毅然と伝えた。

「お義母さん、まずは落ち着いてください。あの塾代は私の口座から引き落とされていますし、健太さんのお金は1円も使っていません。私たちは大人同士、お互いの将来を考えて支え合うと決めて生活しています。健太さんを心配する気持ちは分かりますが、こんな風に私や娘の生活を脅かすなら、警察と弁護士に相談します」

「な、なんですって……」