日本のサービス業が訪日外国人から高く評価されていることをご存知でしょうか。例えば、日本ではチップなしでもサービスが提供されますが、これは海外ではかなり珍しいことです。また、セブンイレブンやスターバックスなど、アメリカ発祥でありながら、日本的サービスが高く評価された企業も数多く存在します。日本のサービスが経済にどのような影響をもたらしているのか、今回はこの件についてひも解いてみましょう。

「日本的サービス=日本の文化」が経済の発展を促す

アメリカ発祥のサービス業が日本で進化してより良くなった例は多くあります。セブンイレブン、スターバックス、ケンタッキーフライドチキン、ディズニーランドなどです。アメリカ発祥のセブンイレブンは1980年代に世界最先端のデータ経営として日本で開花しました。コンビニで売られているサンドウィッチは安くておいしいとして西洋人に人気です。スターバックスは本国では経営が停滞気味ですが、日本では好調です。ケンタッキーフライドチキンは外国人が日本でわざわざ食べに行くほど人気です。ディズニーランドは徹底したブランド管理で有名ですが、日本では本国とは違うオリジナルのアトラクションを許容するなど特別に経営の自由度を与えています。 

総じて日本人は謙遜するので、日本のサービス業が諸外国より優れているとは思っていません。しかし、実際には本家に負けない、あるいはそれ以上と評価されるケースもあり、インバウンド客から人気を集めています。逆の立場で言うなら、日本人が外国で日本よりおいしい寿司やラーメンを食べるイメージです。こう考えると、いかに優れているかが分かります。 

この背景にはいくつかの要因があります。まず挙げられるのは、日本人の細やかな心配りです。コンビニで弁当を買うとお手ふきが付くのは日本独特の心配りです。日本の多くの飲食店は愚直においしい味を守って収益のために犠牲にしません。日本では顧客を分け隔てなく接する接客文化が根付いており、それも高く評価されています。これらは広義の日本の文化であり、世界から高く評価されているのです。 

経済が発展すると、農業など第一次産業から製造業など第二次産業へ、さらにサービス業の第三次産業へと比重が移ります。かつて日本はモノを作って輸出する輸出大国でした。しかし昨今は、インバウンド客の受け入れや飲食業の海外進出などへと比重が移っています。日本経済は、日本文化が世界で受け入れられることで進化しているのです。 

 

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