軸受・ステアリングで高シェア、工作機械も好採算 トヨタと関係深い
ジェイテクトは軸受(ベアリング)の大手メーカーです。自動車や工作機械など、さまざまな産業機械向けに軸受を製造し販売しています。特に重荷重・超高温に耐える鉄鋼設備用で優位に立っており、国内シェアの過半を握ります。
【主な軸受メーカーの軸受関連売上(26年3月期)】
・日本精工:3775億円
・ジェイテクト:3679億円
・NTN:3489億円
・ミネベアミツミ:2890億円
※日本精工は産業機械、ジェイテクトは産機・軸受、NTNは軸受他、ミネベアミツミはプレシジョンテクノロジーズ
※NTNは日本基準、その他は国際会計基準
出所:各社の決算資料
もっとも、足元の利益の多くは自動車事業が稼いでいます。自動車事業では、世界シェア首位の電動パワーステアリングのほか、シャフトなどの駆動系部品を生産します。自動車事業は直近4年で利益が3.2倍に拡大しており、全体の成長を支えています。
ジェイテクトは売り上げの4割超がトヨタ自動車グループ向けです。国内の完成車メーカーは苦戦が続いていますが、トヨタ自動車は相対的に堅調であり、ジェイテクトにも恩恵が波及しやすい構造といえます。
さらに、ジェイテクトは部品だけでなく工作機械も製造しており、研削盤や半導体製造装置などを手掛けます。工作機械事業は他の事業と比べ売り上げの規模は小さいものの、利益率が高く、収益の安定に貢献しています。
【セグメント情報(26年3月期)】
※事業利益率はセグメント間内部売上収益・振替高を含む
※事業利益…売上収益-売上原価-販管費

