コモディティ化した市場で起きること

コモディティ化が進んだ市場では、投資のリターンは平均に近づいていきます。これは必ずしも悪いことではありません。成熟した市場では透明性が高く、リスクも比較的低くなります。

しかしその一方で、高いリターンを得ることは難しくなります。投資の世界では一般的に、リターンは競争の少ない場所に残ります。多くの投資家がまだ気づいていない市場や、専門的な知識が必要な分野には、比較的高いリターンの機会が残ることがあります。

そのため、成熟した市場で平均的なリターンを受け入れるのか、それともまだ競争が少ない分野を探すのかは、投資家にとって重要な判断になります。

次にコモディティ化していない不動産はどこにあるのか

近年、不動産投資の世界では「オルタナティブ不動産」と呼ばれる分野が注目されています。これは従来のオフィスや住宅とは異なり、特定の用途や運営ノウハウを必要とする不動産です。例えば、以下のようなものが挙げられます。

•    データセンター
•    学生寮
•    シニア住宅
•    マリーナ
•    ホテル

こうした資産は、単に建物を所有するだけでなく、運営(オペレーション)によって価値を高めることができるという特徴があります。日本ではまだあまり知られていませんが、海外ではこのようなオルタナティブ不動産への投資が広がっています。こうした分野の中でまだ広く知られていない投資機会に着目してみるのも有意義な視点です。