トップとは桁が一つ違う 「投資信託を好まない」都市は?

続いて27位から52位を見ていこう。

全国「投資信託保有額」ランキング(全国主要52都市)

27位 盛岡市 120万円
28位 札幌市 117万円
29位 北九州市 113万円
30位 高松市 110万円
31位 金沢市 107万円
32位 福井市 106万円
33位 前橋市 100万円
34位 岐阜市 92万円
35位 長野市 89万円
36位 甲府市 88万円
36位 静岡市 88万円
36位 浜松市 88万円
39位 新潟市 81万円
39位 佐賀市 81万円
41位 高知市 80万円
42位 福島市 76万円
43位 鹿児島市 75万円
44位 松山市 70万円
45位 松江市 67万円
46位 大分市 65万円
47位 那覇市 61万円
48位 鳥取市 59万円
49位 秋田市 56万円
50位 山口市 46万円
51位 青森市 39万円
52位 広島市 30万円

出所:総務省「家計調査(貯蓄・負債編)」(2025年5月公表)よりFinasee編集部作成

残る27位から52位の都市はどうだろうか。52位は広島市で30万円。トップの大津市が356万円だったことから、約11分の1と桁が一つ小さい。広島市は人口が約117万人(2025年)。戦国大名である毛利氏が築城した広島城の城下町として発展、江戸時代には全国有数の大都市に成長した。マツダなど自動車関連産業が盛んな一方で、広島市を訪れた観光客の延べ人数(観光客数)は年間1400万人(2024年)を超える観光都市でもある。

政令指定都市としては広島市以外にも札幌市(117万円、28位)や北九州市(113万円、29位)の保有額が比較的低いが、それと比べても3分の1未満と各段に少ない。大都市であり特に金融機関が少ないわけでもないのだろうが、なぜ保有額がこれほど少ないのか謎が深まるばかりだ。

以降は、下から青森市(39万円、51位)、山口市(46万円、50位)、秋田市(56万円、49位)、鳥取市(59万円、48位)と、東北地方と中国地方の都市が交互に続く展開となっている。

詰め合わせ自由自在の投資信託

全国主要52都市の投資信託保有額ランキング。1位は大津市で356万円、最下位は広島市で30万円と約11倍の差がついた。

投資信託は株や債券に個別に投資しなくても、プロに運用を任せることで、さまざまな資産に少しずつ投資できる商品だ。投資信託のなかでも取引所で売買されている上場投資信託(ETF)で購入できる資産のなかには変わり種もある。たとえば原油、穀物などだ。また不動産投資信託(REIT)を使えば、オフィスビルや物流施設といった不動産にも投資できる。

投資信託という器を使えば、多様な資産にアクセス可能だ。インフレ時代の資産形成の一手段として考えてみるのもいいかもしれない。

●貯蓄に占める投資信託の割合は? 後編「『貯蓄?投資信託でしょ』 全国52都市調査ランキングで『投資信託党』が多い市があきらかに」で詳報する。

調査概要 調査名:「家計調査(貯蓄・負債編)」 調査主体:総務省 公表:2025年5月