株主還元の強化は一巡 累進配当は継続
最後に注目の株主還元を押さえておきましょう。INPEXは27年12月期までの3年間は累進配当(※)を計画しています。また自社株買いも実施し、総還元性向50%以上を目指し還元する方針です。この方針のとおり、INPEXは株主還元に大きな資金を振り向けてきました。
※累進配当…1株あたり配当金の前期比での維持または増配
ただし、当面は追加的な株主還元には期待しづらい状況です。INPEXはアバディ事業で借入金での調達を想定しており、信用力を維持するため自己資本は厚くしておきたい意向があります。株主還元は自己資本を減少させるため、さらなる強化はこの方針に逆行します。
なお、累進配当は続ける方針です。INPEXは個人株主が増加している状況から配当金を重視する姿勢を見せており、少なくとも27年12月期までは累進配当を実施すると説明します。大型の投資を控える中でも配当金を積み、株式価値の向上に努めます。
