【年代別】選ばれているiDeCo商品ランキング

年代別に詳しく見ていこう。1位は60代以上を除く全年代で「外国株式型(投資信託)」だった。

【年代別】選ばれているiDeCo商品ランキングを表した図表
 
出所:「確定拠出年金統計資料(2025年3月末)」運営管理機関連絡協議会
 

【年代別】iDeCo加入者が選んでいる商品ランキング

60代以上  1位  預貯金 25.7%    2位  外国株式型(投資信託)24.7%
50代  1位  外国株式型(投資信託)34.5%    2位  預貯金 20.6%
40代  1位  外国株式型(投資信託)49.9%    2位  バランス型(投資信託) 14.8%
30代  1位  外国株式型(投資信託)59.5%    2位  バランス型(投資信託) 13.4%
20代  1位  外国株式型(投資信託)56.2%    2位  バランス型(投資信託) 17.3%
10代  1位  外国株式型(投資信託)48.3%    2位  バランス型(投資信託) 32.0%

出所:「確定拠出年金統計資料(2025年3月末)」運営管理機関連絡協議会よりFinesee編集部作成

全年代で預貯金が減少し、投資信託が増加

前年度の結果と比較すると興味深い傾向が見えてくる。資産の受け取り時期に差し掛かる60代以上を含め、全年代で預貯金の割合が減っているのだ。具体的には60代1.6%減、50代2.2%減、40代1.9%減、30代1.4%減、20代1.0%減、10代8.1%減と軒並み減少した。

一方で、全年代で増えたのが外国株式型の投資信託だ。60代3.6%増、50代4.1%増、40代4.3%増、30代3.5%増、20代1.9%増、10代4.4%増と各年代で大幅に増加した。

近年のインフレ進行により、預貯金では実質的に資産が目減りするという認識が広まっている。物価上昇が続く中、長期的にインフレに負けない資産形成が必要だという意識が浸透してきている。iDeCoは税制優遇のある制度だが、こうした環境変化を受けて、より積極的な運用を選ぶ人が増えたと考えられる。長期運用のメリットを理解し、預貯金から投資信託へシフトする人が増えていくのかもしれない。

●元本確保型の選択実態は? 後編「【年代別】iDeCo、“元本確保型”が選ばれている割合は?「362万人調査」<最新版>」で詳報する。

調査概要 調査名:「確定拠出年金統計資料(2025年3月末)」調査主体:運営管理機関連絡協議会 公表:2025年11月