今期4~9月は増収増益 通期予想は変更の可能性を示唆
続いて今期(26年3月期)の取り組みを確認しましょう。中間期までの累計で売上高は前年同期比2.8%増、営業利益は同14.6%増と増収増益となりました。通期予想に対する進捗率は売上高が50.3%、営業利益が57.4%と消化も順調です。
事業別では水産事業が大きく改善しました。市況が改善したことから、国内外で漁業および養殖が大きく増益します。ただし、水産事業のうち加工・商事は好悪が混在しており、北米加工は改善に向かった一方、国内商事は魚油価格の下落や鮭鱒の原価高により減益となりました。食品事業も、海外は家庭用が好調で増益となった一方、国内は原料のコメやすり身の値上がりで利益を減らしました。
上期の取り組みはおおむね好調でしたが、通期見通しは据え置かれました。トランプ政権の発足以降で消費が不透明で、加工原料となる白身魚やコメの値上がりが続いていることから見極めに慎重を要するとしています。
【ニッスイの業績予想(26年3月期)】
・売上高:9000億円(+1.6%)
・営業利益:345億円(+8.6%)
・純利益:250億円(-1.5%)
※()は前期比
※同第2四半期時点における同社の予想
出所:ニッスイ 決算短信
なお、ニッスイは年末までの分析を行ったうえで、26年1月以降に通期見通しを再検討する可能性に言及しています。また、上記見通しはヤドラン社買収の公表前のものであり、連結に伴う影響は織り込まれていません。
通期見通しは変更されるのでしょうか。次の第3四半期決算は2月6日に公表される予定です。