和歌山県の投資信託保有率は高いが、NISA口座開設率は…

続いて21位から47位を見ていこう。

【50代】NISA口座開設率ランキング(47都道府県)21位~47位
21位 石川県 26.8%
22位 埼玉県 26.7%
22位 島根県 26.7%
24位 岐阜県 26.5%
25位 広島県 25.9%
26位 栃木県 25.7%
27位 愛媛県 25.6%
28位 佐賀県 25.0%
29位 長野県 24.8%
30位 和歌山県 24.7%
31位 茨城県 24.6%
32位 新潟県 24.4%
33位 宮崎県 24.3%
33位 静岡県 24.3%
35位 山梨県 24.0%
35位 山形県 24.0%
37位 高知県 23.9%
38位 宮城県 23.7%
39位 群馬県 23.6%
40位 大分県 23.4%
41位 鹿児島県 22.9%
42位 沖縄県 22.1%
43位 秋田県 22.0%
44位 福島県 20.7%
45位 北海道 20.6%
46位 岩手県 19.5%
47位 青森県 18.7% 

※一部の金融機関では基準日時点での都道府県別の口座数を集計できなかった等の要因により、金融庁「NISA口座の利用状況(NISA口座数)」(2025年6月末)と一致しない。
出所:金融庁「NISA口座の利用状況に関する調査(都道府県別のNISA口座開設状況/2025年6月末時点)」、人口推計(総務省発表、2024年10月時点)よりFinasee編集部作成

口座開設率で作成した50代のNISA県民ランキング。今度は21位から47位について。気になったのは30位の和歌山県(24.7%)。あまり知られていないが、和歌山県でも特に和歌山市は投資信託の保有比率が高い。たとえば総務省が公表している2024年の家計調査(貯蓄・負債編、二人以上世帯)で、和歌山市の平均貯蓄額は1970万円、そのうち投資信託の平均保有額は315万円だった。ここから貯蓄額に占める投資信託の割合を計算すると16.0%で、なんと全国の県庁所在地および政令指定都市(全52都市)では最も高い。通常の証券口座で取引できる投資信託の大半はNISA口座でも購入可能であることから、投資信託とNISAの相性は悪くないはずだ。従来、投資信託の購入が盛んな地域であれば、もっとNISA口座を開設する人がいても不思議ではないが、なにがハードルとなっているのだろうか。

ランキング下位には東北地方や北海道が続くが、最下位は青森県(18.7%)で、1位との差は15.4ポイントだった。なお青森市の貯蓄額に占める投資信託の割合は3.9%で全国49位と、こちらは和歌山市とは違い投資信託が盛んな地域ではなさそうだ。

 経済的余裕が出てくる50代 NISAとともに終盤戦を乗り切ろう

50代のNISA口座開設率ランキング。1位は東京都、最下位は青森県だった。一方で年収が高いとはいえない地域(奈良県、兵庫県、徳島県)も開設率で上位に顔を出すなど、年収だけでは測れない各地の県民性が示唆される結果となった。

50代といえば子育てや住宅ローンの負担もピークを過ぎ、経済的に少しずつ余裕が出てくる年代。同時に老後資金の形成では終盤戦に突入する。効率的に資産形成を図るうえで、投資収益が非課税になるNISAを頼れるパートナーとして、上手く活用していきたい。

調査概要 調査名:「NISA口座の利用状況に関する調査(都道府県別のNISA口座開設状況/2025年6月末時点)」 調査主体:金融庁 公表:2025年11月