グロース&バリュー、金連動に注目
お伝えしてきたとおり、新NISAが始まってからこれまでに資産運用を取り巻く状況は変化してきています。そんな新NISA3年目に投資信託を再考しているなら、日本株であればグロースタイプとバリュータイプをそれぞれ組み入れることを視野に入れてみたいところです。
グロースタイプはSBIアセットマネジメント「SBI・コムジェスト・クオリティグロース日本株ファンド」。同ファンドは、フランスの独立系運用会社であるコムジェスト・アセットマネジメントの助言により運用が行われています。5年以上二桁成長が見込める真のクオリティグロース株を厳選して投資していきます。長期の高成長が期待できない銀行株など、一部の業種へ投資を行わないといった運用哲学にこだわりがある投資信託です。
バリュータイプは、マネックスアセットマネジメント「マネックス・アクティビスト・ファンド」。同ファンドは、個別企業の分析を重視したボトム・アップ手法により比較的少数の株式に集中投資が行われます。投資対象企業には、目的を持ったエンゲージメント(対話)や提案を行い、企業価値と株式価値の中長期的な向上を目指していきます。個人では再現性が難しいアクティビスト的な運用の成果が期待できるでしょう。
金価格に連動するインデックスファンドは、SBIアセットマネジメント「SBI・iシェア―ズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)」。金価格の上昇が続いていることから、金価格に連動するインデックスファンドの数は増えています。同投信は、金価格に連動するインデックスファンドの中でも実質的な運用報酬(信託報酬)の負担額はかなり低く抑えられています。金価格に連動するインデックスファンドは、ポートフォリオのリスクを抑える目的で加えるため、積立額は他の投資信託よりも少なめでよいでしょう。
ファイナンシャルプランナー 深野 康彦 氏
1962年生まれ。大学卒業後、クレジット会社を経て独立系FP会社に入社。FP業界歴36年(2024年4月現在)。1996年に独立、2006年に有限会社ファイナンシャルリサーチ設立。メディアやセミナーを通じて資産運用ほか住宅ローンや生命保険、税金や年金などの相談業務や啓蒙を幅広く行っている。新聞・マネー雑誌、経済誌などへの執筆・取材協力および金融商品などのデータ提供を行いながらテレビ、ラジオにも多数出演。著書:『1万円から始めるETF投資』(日本経済新聞出版社)、『55歳からはじめる長い人生後半戦のお金の習慣』(明日香出版)、『あなたの毎月分配型投資信託がいよいよ危ない』(ダイヤモンド社)など多数。
