つみたて投資枠も成長投資枠も「オルカン」

私が実践しているインデックス投資では、所定の資産配分でインデックスファンドを積み立てて「バイ&ホールド」するのが基本です。そのため、投資の1年目、2年目、3年目と投資期間が進んでも投資方法を変えいく必要はありません。じっくりと腰を据えて運用していきたい。

また、新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠の使い方についても、同じ商品に投資すれば十分だと考えます。例えば私は、つみたて投資枠も成長投資枠も同じ「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」(通称オルカン)に投資しています。

NISA制度に投資法を合わせるのではなく、自分の投資法を確立し、利用可能な制度があればそれを活用するというスタンスが最適だと思います。

投資は楽しい人生を送るための「手段」

投資する投資信託を変更するべきタイミングとしては、同じ運用方針でより低コストの商品が登場した場合や、自分のリスク許容度が変わった場合に限られます。それ以外の理由では、基本的に変更の必要はないでしょう。

もし、投資信託の銘柄選びや投資タイミングを見計ること自体を楽しみだと感じているのであれば、一度視野を広げてみてください。人生は長いようでいて短く、時間は有限です。投資は目的ではなく楽しい人生を送るための手段のひとつに過ぎません。

本当の楽しみは、投資ではなく、仕事や家族との時間など自分自身の人生に見出してほしいと願っています。

ブロガー 水瀬ケンイチ氏

 

1973年、東京都生まれ。都内IT企業会社員にして下町の個人投資家。2005年よりブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)」を執筆、現在ではインデックス投資家のバイブル的ブログに。日本経済新聞やマネー誌などに数多く取り上げられる。