主要マーケットの見通し:新興国市場
中国株 「脱」米国、先端分野で製造強国への歩みに注目
10月末、新興国株式指数※1は最高値を更新しました。中国株(ウエイト約30%)は、長引く不動産不況の影響や対米通商摩擦の激化懸念で出遅れていましたが、米中首脳会談実現による対米関係の緩和、AI(人工知能)などの先端分野の好調な業績を背景に上昇し、同指数を牽引しました。
中国は、第1次トランプ政権時に通商摩擦が高まって以降(2018年~)、対米依存を縮小する一方、欧州やASEANなど輸出先を多様化し、 輸出の伸びを維持しています(下図上段)。背景には、過剰生産物を安価で輸出するだけではなく、電気自動車(EV)、電子部品、ソーラーパネルなど幅広い先端分野で中国製品の国際競争力が高まったことがあると考えられます。
中国政府は2015年に製造業強化の国家戦略『中国製造2025』を発表し、研究開発や人員の大規模投入、電力供給やデジタルネットワークなどのインフラ構築を進め、AIや情報通信技術等の10の先端分野を強化してきました。それを更に高度に発展させるものとして、今年の四中全会(10月20~23日)では『第15次5ヵ年計画』(2026~30年)の基本方針が公表され、産業エコシステムの強化、技術的自立などを通じた「高品質な発展」を掲げました。
中国経済については内需の低迷が続くものの、投資・外需主導の成長が期待され、株式市場でAI・半導体など製造業セクターが評価される余地はなお大きいと考えられます。
※1: MSCIエマージング・マーケット指数(配当込み、現地通貨ベース)
関連リンク:https://www.resona-am.co.jp/market/report_s/2025/251120_m.pdf
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