逆張りの「インド株」「ロボティクス」は?

売れ筋トップ10でランクを上げた「HSBCインドオープン」や「グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2回決算型)」は、これまでの運用成績が主要なインデックスファンドと比較すると見劣りする成績になっていた。たとえば、2024年1月以降の基準価額(分配金込み)の騰落率は、2025年10月22日までに「日経225ノーロードオープン」が50.46%上昇、「たわらノーロードS&P500」が53.40%上昇という中で、「グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2回決算型)」は29.43%上昇にとどまり、「HSBCインドオープン」は15.93%上昇という低水準だ。

このような出遅れた銘柄、あるいは、価格が下落している銘柄など相場の流れに逆らって投資することを「逆張り」という。「順張り」と比較すると比較的価格水準が低い段階で投資するため、その後、価格が下がっても受けるダメージが小さいというメリットがある。その半面、順張りと比較すると価格上昇に時間がかかるというデメリットもある。「HSBCインドオープン」も「グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2回決算型)」も10月に入って価格上昇が始まっているようにみえる。この上昇の勢いが定着するのかどうかが注目される。

 

執筆/ライター・記者 徳永 浩