投資をしている人は幸福度が高いという調査もある
投資をすることそのものが幸福度を高めるかどうか、についてはブラックロックの調査※5があります。投資をしている人とそうでない人の幸福度の違いはなんと20ポイントもあったとのこと。
※5 出所:ブラックロック「資産とウェルビーイングに関するグローバル調査」
同様に、投資をしている人は、将来のお金を管理できていると感じている割合が、投資をしていない人と比べて34ポイントも高くなったそうです。
これも興味深いデータだと思います。安全資産で確実に資産形成を行うよりも、もしかすると投資を通じた資産形成をするほうが満足度の高い可能性があるからです。
理由をいくつか考えてみると、「資産の実質的な増加の有無(銀行預金は物価上昇率を下回っている)」「銀行預金と比べて高い利回りを得られていること」などが、投資をしている人の幸福度を高めているのでしょう。
一方で、株価下落局面などに際しては資産価値の下落がストレスになる可能性も考慮しておく必要があります。特に下落可能性を安易に考えていた人が、初めて元本割れを経験すると少なくないストレスとなります。やみくもに全財産を投資に回すのではなく、適切な投資額の設定、投資対象の設定が大切です。