◆株式ファンドのパフォーマンスの変遷は?
みずほ銀行の売れ筋の株式ファンドのパフォーマンスを振り返ると、「キャピタル世界株式ファンド」を挟んで、「netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし)」と「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:未来の世界)」の2ファンドのパフォーマンスが強く、「キャピタル・インベストメント・カンパニー・オブ・アメリカ ICA」が劣後するという状況が2018年1月から2021年末くらいまで続いた。
その後、「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:未来の世界)」のパフォーマンスが一番悪い期間が2023年10月頃まで続き、2023年10月以降は「キャピタル世界株式ファンド」を一番下にして「netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし)」を「キャピタル・インベストメント・カンパニー・オブ・アメリカ ICA」と「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:未来の世界)」が追いかける展開になっている。
株式市場は全般に2025年4月の「相互関税ショック」による急落を経て出直ってきている。現在のところ、「netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし)」に代表される米国の大型ハイテク株に勢いが戻ってきているようだ。6月27日に「S&P500」と「NASDAQ総合」が史上最高値を更新し、7月に再度更新した動きになっているのも、大型ハイテク株の株価上昇の影響が強い。これは、2022年から2024年までの「マグニフィセント・セブン」といわれた超大型銘柄への売買集中をほうふつとさせるような動きにみえる。一部には米国株への一極集中は終わったという見方もあるが、市場の方向はどちらに動くのだろうか?
執筆/ライター・記者 徳永 浩