個人も多くの人が「バフェット氏の妻」のような運用がベター?
それはバフェット氏の妻に限ったことではなく、多くの個人の資産運用にも当てはまります。
つまり、個別銘柄投資で日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)を上回るリターンが実現できないのであれば、最初からインデックスファンドを買った方が良い、ということです。
あるいは、インデックスを上回るリターンを実現できる可能性が高いアクティブマネジャーを見つけられない、もしくは見つける自信がないのであれば、アクティブファンドよりもインデックスファンドを買った方がよい、ということにもなります。
インデックスかアクティブかについては、さまざまな論争があるので、ここでは詳述しませんが、現状、個人が優れたアクティブファンドを定量面、定性面から判断できるだけの情報がほとんどない以上、アクティブファンドを選ぶには、そのファンドの運用哲学にどれだけ共感できるか、ということからしか選べません。
また個人の場合、各ユニバースに属する、複数のファンドを比較できる運用成績のデータが入手できないため、たとえば「日本の大型株に投資する、複数のアクティブファンドの基準価額を、同一起点から比較する」といったこともできないのです。
優秀なアクティブファンドを選ぶのに、これだけのハードルがあることを考えると、バフェット氏が言うように、個人にとってインデックスファンドはベターな選択肢と言えるのかもしれません。