NISA利用者は「お金の学び」にも積極的

新NISAで実際にお金を使って投資を行うことで、金融や経済についてもっと知りたいと思う人も出てくるだろう。調査でも金融教育の利用意向を聞いているが、NISA利用者では、無償※だと58.8%、有償※だと41.5%の人が利用意向を示している。いずれも非利用者に比べて10%以上高い割合で、お金の学びに対する意識も高いことがうかがえた。

※どちらかといえば近いとの回答を含む

NISA利用者で学びの媒体として利用が多いのは何か。調査によれば、回答率が高いのは「YouTube動画やSNS」(31%)、「テレビ/ラジオでのニュースや番組、新聞記事」(26%)、「書籍や雑誌」(22%)だった。無料の情報源は手軽に勉強を始めるのに適しているが、一方でSNSなどを通じた投資詐欺も多発している。注意が必要だ。ファイナンシャルアドバイザーなど信頼できるプロに頼んで、自分に合ったアドバイスを受けるのも一案だろう。

調査概要 調査名:新NISA調査 調査主体:メットライフ生命 調査時期:2024年12月 調査対象:全国の20代~60代の男女3143人(NISA利用者1058人、非NISA利用者2085人)