30代の「ポイント投資」利用率が6割近くに

新しい投資サービスが続々と登場しているが、どのくらい普及しているのだろうか。調査では5つの投資サービスについて利用状況を聞いている。

最も回答率が高かったのは、現金を使わずにポイントなどで投資ができる「ポイント投資」で49.2%。ポイントを貯めて、活用する「ポイ活」が流行っているが、その一環としてポイント投資も人気が高いのかもしれない。

出所:「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2024」スパークス・アセット・マネジメント調べ

それ以外では、コンピュータが最適な投資方法を提案する「ロボアドバイザー投資」が10.4%。キャッシュレス決済などによる買い物で生じた端数のお金を自動で積み立てて投資する「おつり投資」が10.3%。

年代別では、ポイント投資は30代で回答率が6割近くに上り最多。おつり投資、ロボアドバイザー投資、テーマ型投資、ソーシャルレンディング投資はいずれも20代で最も高かった。

出所:「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2024」スパークス・アセット・マネジメント調べ

5年前と比較すると、どのサービスも普及が進んでいる。特にポイント投資は2019年から21.9%増(27.3%→49.2%)、おつり投資は5.0%増(5.3%→10.3%)と増加が顕著だ。

●ところで実際の投資成績はどうだったのだろうか。個人投資家の今年のパフォーマンスは後編:【令和のブラックマンデー、波乱の2024年。投資家たちの運用成績を振り返る プラス着地マイナス着地、果たして多いのは?】にて詳報する。

調査概要 調査主体:スパークス・アセット・マネジメント株式会社 調査名:日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2024 調査期間:2024年11月8日~2024年11月12日 調査対象:全国の20歳~79歳の投資経験者(日本株式、外国株式、公社債、投資信託などの金融資産への投資経験がある人)1000人