「証券口座からの引き落とし」はもはや主流ではない?
積立投資を行う場合、積み立て代金は従来だと証券口座から現金を引き落とす方法で支払うことが多かった。しかし最近は別のやり方も増えているようだ。調査でも、最も回答率が高いのは「クレカ積立(クレジットカード利用)」で59.6%。2位だった「証券口座からの引き落とし」の50.6%を上回り、今や積立投資の支払い方法の主流になりつつある。
一方でポイ活の流行から、貯めたポイントを投資に使う人も増えているようで、「ポイント利用」は30.9%と3番目に多かった。18.5%だった「電子マネー利用」と合わせて、今後も利用者が増えるかもしれない。
実際にやってみると投資へのイメージは変わる
投資と言えば昔はお金持ちが行うイメージもあった。調査でも、投資を始める前にもっていたイメージとして回答率が高かったのは「お金に余裕がある人がやるもの」で34.3%。「知識がない人は損をする」が32.8%、「資産が減ることや損することが怖い」が30.2%、「まとまったお金が必要そう」が29.1%と続く。いずれもあまりプラスのイメージではない。
しかし実際に投資をやってみた後だと、「投資額を増やしたい」が35.5%、「資産や利益が増えていくことが嬉しい」が33.2%、「金融や資産運用の知識をつけたい」が32.1%だった。いずれも前向きなイメージが上位を占めている。
調査概要 調査主体:株式会社三井住友銀行 調査名:2024年総振り返り お金に関する意識調査 調査期間:2024年10月31日~2024年11月1日 調査対象:全国20代~40代の男女有職者600人