「新NISA」や「円安」を抑えて最も関心が高いお金ニュースは?
今年はどんな「お金ニュース」への関心が高かったのか。今回参考にするのは、三井住友銀行が20代~40代の男女600人を対象にした調査。
結果をみると、回答率が最も高いのは「食品・日用品等の値上げ」で44.5%。やはり物価高騰を挙げる人が多かった。6位の「郵便料金や配送料の値上げ」も同じ文脈だろう。2位は「円安の加速」で36.5%。一時1ドル160円を超え、輸入品を通じた物価高騰の原因の1つになるなど、1位との関連もありそうだ。
同率で2位は「新NISA開始」。9位の「日経平均株価 史上最高値の更新」とも相まって、多くの人が投資デビューを果たすきっかけになったのではないか。
約8割の人が物価高騰を実感
気になるニュース1位は「食品・日用品等の値上げ」だったが、実際に物価高騰を感じている人はどのくらいいるのだろうか。
調査によれば、「実感している」(=「実感している」+「やや実感している」)と回答した人は80.7%と多数に上った。
物価高騰をきっかけに何か取り組みを始めた人もいるだろう。回答率が最も高かったのは「食費、日用品など生活費の見直し」で35.7%。「ポイ活」が27.7%、「割引クーポンの利用」が25.2%で続く。
ポイントやクーポンを活用するなど、なるべく生活の質を落とさないように、うまくやりくりしている人が多いようだ。