野村證券の投信売れ筋ランキングの2024年11月は、トップに「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」がランクアップし、前月トップだった「野村インデックスファンド・日経225(愛称:Funds-i 日経225)」は第2位に後退。また、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」も順位を上げた。順位の変動が乏しい中で、アクティブファンドである「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の上昇が目立った。

 ◆売れ筋「常連ファンド」の順位に変動なし

「野村インデックスファンド・日経225(愛称:Funds-i 日経225)」がトップの座を譲ったとはいえ、第3位の「eMAXIS S&P500インデックス」、第4位の「eMAXIS 日経225インデックス」は順位をキープしている。また、アクティブファンドでも前月第5位の「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」やバランス型の「のむラップ・ファンド」はしっかりと順位をキープしており、野村證券の売れ筋ファンドの「常連」は引き続き人気があることに変わりがない。これらの銘柄群が上位をキープしているということは、市場全体に対する大きな見方には変化がないということだろう。

また、9月に新規設定され前月第6位の「野村ブラックロック世界優良企業厳選ファンド Bコース」も第6位をキープ。純資産残高は12月になって500億円の大台に届きそうになっている。新興国を含む世界の株式約3000銘柄を投資対象とし、独自の4つの基準(強力なマーケットポジション/構造的な優位性/圧倒的な利益創出力/卓越した経営陣)で銘柄を絞り込み、長期にわたって優位性が継続すると確信を持てる「最高の銘柄」のみを20~30銘柄に厳選してポートフォリオを組む。米国株の中から成長株を厳選する「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」に対して新興国を含む全世界ベースの厳選投資型のアクティブファンドとして、どこまで存在感を示せるのが注目されるファンドだ。