市場評価の高さが評価、8月にJPXプライム150指数に新規採用
トヨタ自動車は2024年8月、JPXプライム150指数に採用されました。指数の誕生当初はトヨタ自動車の採用がないことが話題でした。市場評価(PBR基準)の高さが認められ、年1回の定期入れ替えで組み入れられることとなりました※。
※出所:JPX総研 JPXプライム150指数の構成銘柄の定期入替について
そんなトヨタ自動車ですが、実は株式の評価は足元で揺れています。
トヨタ自動車の株価は2024年3月にかけて上昇しました。同月27日には取引時間中に上場来高値(3891円)を付けています。しかし以降は下落トレンドとなりました。8月に起きた日本市場の急落からの反発も弱く、上場来高値からの下落率は31.6%に達します(2024年11月8日終値)。
トヨタ自動車は今期(2025年3月期)に大きめの減益を予想しています。業績への懸念が株価に表れているのかもしれません。またグループで相次ぐ認証試験の不正問題も影を落とします。
【トヨタ自動車の株価チャート】
・株価:2662.5円(2024年11月8日終値)
トヨタ自動車の株価は持ち直すのでしょうか。今期の業績から探ってみましょう。またトランプ氏が大統領選に勝利したことで懸念される自動車向けの関税についても紹介します。