住宅が欲しい理由1位「パートナーとのライフステージの変化」

さて、肝心なのが、住宅を購入するタイミングである。すでに住宅を購入しているZ世代はいつ住宅が欲しいと思ったのだろうか。

調査結果では、「恋人との同居等でパートナーとのライフステージが変わる時」と回答した人が44.0%と最多。対するX世代は「自分にあった良さそうな住まいを見つけた時」と回答した人が36.7%と最多という結果に。両世代で価値観の違いが浮き彫りになっているようだ。

また「家を買うのは若い年齢の時の方が良い」と回答した人は、Z世代が39.3%と、22.0%だったX世代より17.3%高い結果になった。

住宅が欲しい理由について、調査に寄せられた声を紹介すると、「家賃を払うのが勿体無いから早くに家を持つ検討をしている」(千葉県 29歳 女性)、「賃貸で家賃を払うより、同様の金額でローンを払っていった方が、家という資産を手に入れられるのがよいと考え、できるだけ早く家を建てたいと思っていたから」(愛知県 27歳 女性/購入者)、など計画的な住宅購入を志向する声が相次ぐ。

また、「将来的な不動産価格の上昇を踏まえ、相対的に割安なうちに購入をしたい」(神奈川県 27歳 男性)、「住宅の金額が上がってきている中で、若いうちに家を買わないとローンはきついと感じたから」(大阪府 29歳 男性)、など昨今の物価高騰や住宅ローンの金利上昇を踏まえて、早めに行動したいという声も見られた。

出所:オープンハウスグループ・LIFULL 「住宅購入に関する意識調査2024~Z世代 VS X世代編~」