「資産が減った理由」は「定収減からの取り崩し」

40代単身者の資産が減った理由1位は「定例的な収入が減ったので金融資産を取り崩したから」が約半数。2位「その他」、3位「株式や債券の評価額減」と続きます。

4位は「土地・住宅購入費用の支出」。この理由がトップ5に入ってくるのは年代的なものもありそうです。30代でもランクインしていますが、住宅取得などローンを組み、返済していく上での適齢という要素が影響しているのかもしれません。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数28、複数回答)

1位    定例的な収入が減ったので金融資産を取り崩したから    53.6%
2位    その他    32.1%
3位    株式、債券価格の低下により、これらの評価額が減少したから    10.7%
4位    土地・住宅購入費用の支出があったから    7.1%
4位    旅行、レジャー費用の支出があったから    7.1%

二人以上世帯の資産が減った理由1位は「定収の減少による金融資産の取り崩し」「こどもの教育費用、結婚費用」が同率でした。3位は「耐久消費財の購入」が続き、子ども関連や大型の買物など家族のための費用がかさんだ傾向が伺えます。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数135、複数回答)

1位    定例的な収入が減ったので金融資産を取り崩したから    34.1%
1位    こどもの教育費用、結婚費用の支出があったから    34.1%
3位    耐久消費財(自動車、家具、家電等)購入費用の支出があったから    25.2%
4位    旅行、レジャー費用の支出があったから    14.8%
5位    その他    12.6%

50代に向けて資産運用を見直してみよう

40代のみなさんは資産が「増えた」「変わらない」が8割以上でした。増えた人の理由は、単身者では「資産の評価額増」、二人以上世帯では「定収増」が主に寄与したということでした。具体的にどれだけ資産を持っているか、どんな商品が実際に選ばれているかについては以下の記事で解説しています。

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50代に向けてあらためて今後の資産形成を見直してはいかがでしょうか。

<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会) 調査時期/令和5年6月23日~7月5日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査