特化型ファンドも ソフトバンクのグループ企業に集中投資

なお、ソフトバンクグループそのものをテーマに持つ投資信託もあります。「ソフトバンク&SBIグループ株式ファンド」は、ソフトバンクグループとSBIホールディングスのグループ企業に集中投資します。SBIホールディングスは、もともとソフトバンクの子会社でした(現在は資本関係なし)。

ソフトバンク&SBIグループ株式ファンドは、1銘柄への投資割合が10%を超える特化型の投資信託です(1銘柄の組入比率上限:33.3%。2024年4月時点)。ソフトバンクグループ株式とソフトバンク株式を合計した組み入れ比率は6割を超えています。

【ソフトバンク&SBIグループ株式ファンドの組入上位5銘柄】

・ソフトバンク:32.5%
・ソフトバンクグループ:31.4%
・LINEヤフー:15.2%
・ZOZO:7.0%
・SBIホールディングス:5.4%

※2024年8月末時点
出所:ソフトバンク&SBIグループ株式ファンド 月次レポート

配当金や優待を直接受け取りたいなら個別の株式も一考の価値あり

投資信託を使った投資は、投資割合が薄まるデメリットがあります。ソフトバンクグループへ集中的に投資したいなら、個別の株式を購入しましょう。投資信託なら、特化型ファンドの「ソフトバンク&SBIグループ株式ファンド」も選択肢です。

ただし、投資信託では配当金や株主優待を直接受け取ることはできません。子会社のソフトバンクは配当利回りや優待利回りの高さが魅力です。これらを受け取りたいなら、やはり個別の株式を購入するのがよいでしょう。