取引所に投資していいの?取得制限あるも基本的に自由
日本取引所グループは民間企業とはいえ、先述の通り公益性の高い存在です。個人も投資してよいのでしょうか。
結論から言うと、日本取引所グループへの投資は基本的に自由です。
確かに日本取引所グループの株式は法令で取得に制限が設けられています。とはいえ、内容は原則として保有上限を議決権の20%までとするものです。時価総額はおよそ2兆円(2024年2月22日終値)ですから、単純に4000億円までなら投資できるということになります。ほとんどの人は抵触することなく売買できるでしょう。
なお、大量保有に関する5%ルール(※)は他の銘柄と同様です。
※5%ルール:株式の5%超を保有することになった株主(大量保有者)に「大量保有報告書」の提出を義務付けるルール
また日本取引所グループは株主優待も実施しています。毎年3月末に100株以上保有する株主にQUOカードを進呈するもので、保有期間に応じて最大4000円分を受け取れます。
【日本取引所グループの株主優待(QUOカード)】
・保有期間1年未満:1000円分
・保有期間1年以上~2年未満:2000円分
・保有期間2年以上~3年未満:3000円分
・保有期間3年以上:4000円分
※基準日:3月末、株式数:100株以上
出所:日本取引所グループ 株主優待(外部リンク)