国内株を対象にしたインデックスファンドが人気
ゆうちょ銀行では、米国などの外国株よりも日本株を対象にしたインデックスファンドの方が人気は高い。ランキング2位の「大和 ストック インデックス225ファンド」は、国内の株式に投資し、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。10月の日経平均株価は前月末比998.77円(3.13%)安の3万0858.85円と4カ月連続で下落し、心理的節目の3万1000円を割り込んだ。日米の長期金利の上昇や中国の景気減速の懸念が相場の重荷となったからである。市場では、インフレ率の高止まりや金融引き締めの長期化への警戒感も高まり、ハイテク株や半導体関連株も下落した。さらに、中国不動産大手の債務不履行(デフォルト)が懸念され、日本企業の中国事業の不透明感も警戒されたのである。ただ、日経平均株価を対象にしたインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。11月以降も、日経平均株価が下落する局面では、同ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。
■大和 ストック インデックス225ファンド
基準価額 2万2594円
信託報酬 0.517%(年率・税込)
純資産残高 332億円
<騰落率>
1カ月 -3.2%
3カ月 -6.4%
6カ月 7.7%
1年 13.6%
※10月末時点
執筆/山下耕太郎(フィナシー/Ma-Do 投資信託研究会)