S&P500を対象にした低コストのインデックス・ファンドが登場

SBI証券でも楽天証券でも、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が人気だ。三菱UFJアセットマネジメントの「eMAXIS Slim」シリーズは、「業界最低水準の運用コストを、将来にわたってめざし続ける」という方針のもと、継続的に運用コストの見直しを実施している。今年の4月25日から、信託報酬をそれまでの0.0968%以内(税込)から0.09372%以内(税込)とし、「S&P500」に連動する投資成果を目指すインデックスファンドの中で、もっとも安い信託報酬となった。

ただ、ニッセイアセットマネジメントは低コストのインデックスファンド「ニッセイ・S」シリーズを立ち上げ、11月13日に信託報酬が0.05775%(税込)の「<購入・換金手数料なし>ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」を設定する。「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」よりも4割も低い水準の信託報酬となっており、今後、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」のさらなる信託報酬引き下げがあるかどうかに注目している。

執筆/山下耕太郎(フィナシー/Ma-Do 投資信託研究会)