学校でも「資産形成」「投資」を学ぶ

2019 年の「金融リテラシー調査」によると、金融知識の正答率などは日本が海外の主要国に比べ低いことがわかります。

金融広報中央委員会「金融リテラシー調査 2019年調査結果」をもとに作成

2022年4月から高校で「金融教育」、つまり「お金」について勉強することが必修化されました。なかでも注目したいポイントが2つあります。

1つは、今回、金融教育が必修化されたのが家庭科の授業であるということ。つまり、“経済社会のしくみ”としてではなく、“これからの社会で生活していくための知識”として金融を学ぶ、ということです。

そしてもう1つが、ズバリ、積極的な資産形成についての内容が盛り込まれている、ということ。大人でも投資について「リスクがあって怖い」「ギャンブルと同じ」と思っている人は少なくありません。

そんななかにあって、全国一律で高校生が資産形成について学ぶようになる――これは時代が大きく変わりつつあることを示唆しているように思います。

これからの世代の誰もが学ぶお金や投資の知識。私たちオトナ世代も負けてはいられません。自分の将来のために自ら学んでいきましょう。