海外株式ファンドへの資金流入が続く

新しい少額投資非課税制度(NISA)の導入まであと5カ月となり、資産形成に関心を持つ人が増えている。そんな中、「成長投資枠」の対象となる投資信託の発表が相次いでいることが注目される。

公募株式投資信託への資金流入額が6月に1兆円を超えたことも、投資への関心が高まっていることの表れだろう。最近では、世界株式やS&P500指数に連動するインデックスファンドが人気となっており、こうしたファンドを活用した資産形成も広がっている。新NISAにおいても、海外株式型ファンドに多額の投資資金が振り向けられる可能性が高い。

このような状況下、投資家は投資対象を慎重に検討し、リスク管理を徹底することが重要である。しかし、新たな投資制度は、より多くの人が資産形成に取り組む絶好の機会を提供している。

大手証券では「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」シリーズや、「キャピタル世界株式ファンド」などアクティブファンドの人気が高いものの、今後、インデックスファンドの人気が高まるかどうかに注目している。

執筆/山下耕太郎(フィナシー/Ma-Do 投資信託研究会)