そもそも「老後」が何歳から始まるのかだって、人によって違いますよね。

会社員の人でも、定年が60歳の人もいれば65歳の人もいるでしょう。また、自営業やフリーランスの人に定年はありませんので、いつから老後の生活が始まるかも人それぞれです。

あなたが老後に必要なお金は、あなた自身の「お金の現状」と「将来、どういう暮らしがしたいのか」によって決まるものなのです。

あなたも「将来、どういう暮らしがしたいのか」を考えてみてください。

「定年後は、これまでの経験やスキルを活かして、起業したい」
「定年後は、田舎に帰って、のんびりと畑仕事をしたい」

このように、できるだけ具体的にイメージすることが大切です。

パートナーがいる人は、将来のイメージを話し合い、共有することも必要でしょう。老後のお金を考えることは、将来の夢やビジョンを描くことでもあるのです。

こうして将来のビジョンが明確になって、はじめてその暮らしを実現するためにはお金がいくらくらい必要かを考え、具体的な道筋を決めることができるのです。

まずは、「将来、どういう暮らしがしたいのか考える」。

これが、老後のお金を増やす――将来の資産形成を始める第一歩です。

●第2回(老後破産回避! 生活費、介護費用 etc.「老後かかるお金」を“ざっくり”把握する方法)では、老後の生活費をどのように想定すればよいかを具体的に解説します。

老後の不安がなくなる50歳からのお金の増やし方

濵島成士郎 著
発行所 三笠書房
定価 869円(税込)