手持ち資金を3つに分ける
もう少し欲しい「お楽しみ費」。定年後に割り振っておこう
老後に出ていく3つのお金 ①生活資金(基本生活費とその他の支出)、②ライフイベント費、③介護・医療費は、想定される利用時期に応じて「短期資金」「中期資金」「長期資金」の3種類に分類でき、それぞれの目的に応じて運用先も異なります。
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当面の生活資金は「短期資金」にあたります。就労収入や公的年金で賄い、いつでも引き出せる普通預金に預けます。一方、ライフイベント費は「中期資金」、介護・医療費は「長期資金」にあたり、これまでの貯蓄や退職金で充当します。
これらはすぐに使うものではないので、運用に回すのがお勧め。中期資金は安全確実で換金しやすい「定期預金」や「個人向け国債」で運用、10年以上先に使う想定の長期資金には積立型の「投資信託」がお勧めです。
60代以降もまだまだ元気で「その他の支出」となるお楽しみ費がもう少し欲しくなるはずです。その費用をカバーするためにも、振り分けた中期資金の部分で運用し、少しでも多くのお金を準備しておくことを検討しましょう。
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『おひとりさまの終活準備BOOK』
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酒井富士子著
発行所 三笠書房
定価 1,650円(税込)