リスク許容度を知らずに投資はできない

投資を始めるかどうかを考える際に知っておきたいのが、自分の「リスク許容度」です。投資のリスクの1つが「値動きの大きさ」で、リスク許容度は「投資で損失が出るとしたら、どの程度まで許容できるか」を示すものです。一般に、若くて運用期間が長く取れる人、投資資金が豊富な人のほうが高いと言われますが、性格的なこともありますから一概には言えません。下記チェックリストでざっくり診断することができます。

株式相場に“乱気流”はつきものです。「値動きの大きさ」は、お金を増やす「チャンス」でもあります。投資をする場合は、10年以上先のことを考えながら、リスクを冷静に見極めていかなければなりません。とはいえ、前項でもお話ししたように、リスクに耐える自信がなければ、無理して投資をする必要はないのです。

●「リスク許容度」チェックリスト

Q1 年収の2倍以上の貯蓄が
A ある
B 年収の半分くらいある
C ない

Q2 老後資金の準備を始めている
A 計画的に進めている
B 始めたばかり
C 着手していない

Q3 金利動向や為替相場に関心がある
A 非常に関心がある
B 少し関心がある
C あまり関心がない

Q4 運用している商品が元本割れしても、解約せずに持ち続ける自信がある
A 自信がある
B そのときの状況によるが少し自信がある
C 自信がない

Q5 金融や経済でわからないことは自分で確認する
A よく確認している
B 時々は確認する
C まったくしない

※リスク許容度はAが多いほど高く、Cが多いほど低い
(全国銀行協会ウェブサイトなどを参考に作成)

POINT
自分のリスク許容度を診断してみよう