預貯金だけでなく、“ほどよい投資”をする
日本では、ゼロ金利時代が約四半世紀も続いてきました。そうした中、世間は「ゼロ金利で預貯金だけではお金が増えないから、投資をすべき!」というムードです。
しかし私は、「人生において投資はマストではない」と考えています。
株価がジェットコースターのように上下するのを見るのは耐えられないというのなら、ストレスを抱えてまで無理に投資をする必要はありません。
ライトFIREを考えていく上でも、人生に必要なお金を確保する方法はいくつもあります。
投資よりも好きな仕事で稼ぐほうが性に合っている人もいれば、節約が苦にならない人もいます。
また、社会保険労務士の私から見ても、日本は世界一と言ってもいいほど社会保障が充実した国ですから、セーフティネットとして給付金や補助金を上手に活用することも可能でしょう。
投資が苦手な人なら、確定利付きの金融商品でコツコツ運用していくのもアリでしょう。
とはいえ、50代はリタイアまでまだまだ時間があります。
「子どもが就職して経済的な余裕もできたから、その間、ちょっと投資でもしてみようか」と考えるのであれば、いきなり株式投資や不動産投資を始めるのでなく、まずは“ほどよい投資”にチャレンジしてはいかがでしょうか?
私が投資のビギナーにお勧めしたい“ほどよい投資”は、少額から始められる自動引き落としの積み立て投資です。あらかじめ指定しておいた投資信託などを毎月一定額分ずつ購入していくのです。
投資資金は自動的に指定の口座から引き落とされますから、その時々のマーケットの値動きを気にせずに済みます。
POINT
積み立て投資なら相場の動きが気にならない